政界のプリンス・小泉進次郎氏は、かつてアメリカのコロンビア大学院に留学しており、そこで政治学の修士号を習得したという話がありますが本当でしょうか?
アメリカに長期間留学となれば、英語も堪能かと思われます。ここでは、小泉進次郎氏のコロンビア大学院留学について、少し迫ってみたいと思います。
小泉進次郎氏の学歴は?
小泉純一郎元内閣総理大臣の次男として、1981年に横須賀で誕生した小泉進次郎氏は、1988年に関東学院六浦小学校に入学しました。
そのままエスカレーター式に、関東学院六浦高等学校を経て、関東学院大学まで進学します。2004年3月に、関東学院大学経済学部を卒業し、その後、アメリカのコロンビア大学院に留学した、という経歴となっています。
コロンビア大学院では、政治学者のジェラルド・カーティスに師事し、2006年には政治学の修士号を取得したとされています。
しかし、アメリカの名門校であるコロンビア大学に、関東学院大学卒業という学歴の小泉進次郎氏の留学が可能かどうか問題となり、「学歴詐称では?」という噂が一部で広まりました。
というのも、コロンビア大学の偏差値は2016年の世界ランキング16位であるのに対し、日本では東京大学ですら39位であるからです。しかし、小泉進次郎氏のコロンビア大学院留学は事実であるようです。
アメリカの大学の特別入学枠とは?
実はアメリカの大学には、通常の入学試験とは別に特別入学枠というのがあるそうです。それは、ある条件を満たしている人だけ、特別に入学できるという制度だそうです。
その条件とは、
総理大臣、または大統領級の政治家、本人とその子弟
高校や大学、大学院の教職員の子弟
つまり、よほどのことがない限り、父兄がコロンビア大学の教職員であれば、誰でも無試験で入学できるということのようです。アメリカの大学は、入学するより卒業するほうが難しいとよく聞きますが、入学の仕方も日本とはかなり異なる部分がありますね。
それでは、小泉進次郎氏のコロンビア大学院留学は、どういう経緯でしょうか。もしかすると、特別入学枠では?、という疑問がわいてきます。それは、父・小泉純一郎氏に関係することでしょうか。
実は、小泉進次郎氏が関東学院大学を卒業したのが、2004年、コロンビア大学院で修士号を取得したのが2006年という期間が、まさに、小泉純一郎氏が内閣総理大臣として活躍されていた時期と重なるのです。
「学歴詐称では?」という噂もありますが、公式に発表してありますし、特別入学枠で留学した可能性が高いと一部では思われているようです。
留学始めは英語学校だった?
小泉進次郎氏が留学した最初の頃は、コロンビア大学付属の英語学校に通っていたといわれています。
当時の英語レベルは、残念ながら中の下だったそうで、10段階中10をとらないと大学院に行けないといわれ、英文法や論文の書き方などを必死で勉強されたそうです。
そのとき、カーティス教授からコロンビア大学院を勧められて、英語学校を卒業後、コロンビア大学院の政治学部に入学したとのことです。
大学院時代は、ニューヨークに住んでおり、平均睡眠時間3時間ほどで勉強に励んでいたようです。「自分でも自信を持って、あの時は本当に頑張ったといえる」と語っています。
各国の学生と生活を共有し、さまざまなカルチャーショックを受けた貴重な時間が、いまの小泉進次郎氏の糧となっているようですね。
英語を学びつつ政治学の研究を重ね、修士号を取得した小泉進次郎氏は、その後、アメリカ合衆国戦略国際問題研究所の非常勤研究員として務めていたそうです。
そして、2007年に帰国した小泉進次郎氏は、父・小泉純一郎氏の私設秘書として、政界へ足を踏み入れました。ここから政治家としての一歩が始まったのです。
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