2018年9月の総裁選で、続投が決まった安倍晋三内閣総理大臣のもと、発足した新閣僚の中で紅一点として注目を浴びたのが片山さつきさんです。
テレビのバラエティなどで、片山さつきさんをお見かけする機会はあったものの、実際にはどんな女性なのでしょうか?小池百合子東京都知事や野田聖子さんのように、派手な政治活動が目立ったことは少ないように感じます。
しかし、片山さつきさんは、幼いころ周囲から「天才」と噂された少女だったそうです。ここでは、片山さつきさんの若い頃や経歴について、迫ってみたいと思います。
片山さつきさんは子供の頃「神童」と呼ばれていた
片山さつきさんは、とても頭が良くエリート中のエリート、というイメージで見られています。それは本当らしく、子どもの頃から才能が突出しており、「とても小学生とは思えない」と言われていたそうです。
出身は埼玉県さいたま市で、浦和市立高砂小学校(現・さいたま市立高砂小学校)の在学中から、すでに片山さつきさんは「神童」として周囲から騒がれる存在でした。
その期待を裏切ることなく、片山さつきさんは中学受験に挑みます。そして、当時最難関と言われていた東京教育大学附属中学校(現・筑波大学附属中学校)に合格します。そのまま同附属高校へ進学し、大学は東京大学法学部へと入学しました。
1982年には東京大学法学部を卒業して、同年4月には大蔵省へ入省します。在職中の1984年には、フランス国立行政学院(エナ)に留学し、帰国後、女性としては初となる主計局主査に抜擢されました。
2004年には、主計局主計官などを歴任し、2005年の第44回衆議院議員総選挙に、静岡7区から自民党公認で出馬し、初当選を果たしました。
片山さつきさんは「ミス東大」だった?
片山さつきさんは「ミス東大」だったという噂があります。若い頃を写真を拝見すると、華やかな笑顔が確かに美しく「ミス東大」と呼ばれるのもわかる気がします。
しかし当時、東京大学でミスコンのようなことは開催されていなかったようです。それでは、なぜ片山さつきさんは「ミス東大」と呼ばれたのでしょうか?
実は、片山さつきさんが東京大学に在学中、ファッション雑誌「non-no」で、キャンパス特集が組まれ、その時に「ミス東大」として紹介されたのだそうです。
当時、雑誌の編集者が「東大に美人の天才がいる」と聞きつけて、いわば勝手に「ミス東大」として取り上げた訳ですが、それほどの才媛だったということが言えます。
1984年のフランス国立行政学院留学時も大変モテていたそうです。外国人にも人気だったようですね。
「天才」だけど「失言」が多い?
スタッフです。#初閣議 の記念撮影です。 pic.twitter.com/bOAFQVcWjh
— 片山さつき (@katayama_s) 2018年10月5日
そんな「神童」と言われて育った片山さつきさんですが、政治家になってからも、記事に時々「神童」と書かれることがあるようです。しかしそこには残念ながら、揶揄が含まれているといいます。
片山さつきさんは、以前から人前で、自身のこれまでの成績を自慢することが多かったそうです。確かに自慢したくなる成績ではあると思いますが、そのせいで先輩の政治家を怒らせてしまったというエピソードがあります。
それは、高校の先輩でもあった故・鳩山邦夫さんに対してでした。まだ財務省の役人だった片山さつきさんが、「高校時代の成績は、鳩山邦夫さんより自分の方が上だった」という自慢を本人に対して行い、鳩山邦夫さんが激怒したというものです。
冗談のつもりだったのかもしれませんが、鳩山邦夫さんはプライドを傷つけられてしまい、「あの女はなんだ!」とカンカンだったそうです。
失言が多いとも言われる片山さつきさんですが、その裏には、子供の頃からの天真爛漫さも持ち合わせたまま、まっすぐ大人になった気質が含まれていると取れなくもありません。
若い頃から「天才」だった片山さつきさんは、自信家でもあるようですが、政治家としての今後の立ち回りには、各方向へ細心の注意を払う必要があるようです。
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