女性都知事として、数々の問題に日々奮闘している小池百合子さんですが、若い頃は有名なアナウンサーとして活躍されていました。
若い頃といっても、どんな時代で、どんな番組に出ていたのでしょう?
ここでは、小池百合子さんの若い頃、そしてアナウンサー時代について、迫ってみたいと思います。
通訳から始まった?社会への主張
エジプトのカイロ大学を卒業後、小池百合子さんはアラビア語の通訳として仕事をしていました。パレスチナ解放機構(PLO)議長のアラファト氏やリビアのカダフィ氏の会見でも、コーディネーター兼インタビュアーとして活躍されていたとのことで、この頃から周囲よりかなり厚い信頼を得ていたようです。
また、小池さんは、1988年の4月から放送開始され現在も続く、テレビ東京の『ワールドビジネスサテライト』という経済情報番組の初代キャスターに抜擢されますが、実はそれ以前にも、1979年から1985年まで、日本テレビ『竹村健一の世相講談』という番組にアシスタントキャスターとして出演します。
この番組は、竹村健一さんの冠番組となったトーク番組でしたが、多くの著名人が出演しています。その中には、第68代・69代の内閣総理大臣・大平正芳氏や、第84代内閣総理大臣の小渕恵三氏、第14代から17代まで東京都知事を務めた石原慎太郎氏などもいたようです。
若い頃から、すでに多くの政治家たちと世論についてトークを交わしていたという事実が、コミュニケーション能力の高さを感じさせますね。
小池さんは、個人的にも風俗店の以前の名称の件などで、自ら厚生省に乗り込み、当時の厚生大臣に直談判するなど、その行動力も折紙付きだったようです。
若い頃の美しさも有名だった
キャスターとして活躍していた小池百合子さんは、その容姿も人気だったといいます。1985年頃の『竹村健一の世相講談』に出演していたころの映像を見ると、20代後半から30代前半の小池百合子さんは「美しい」というより「かわいい」と感じられる若々しさにあふれています。
関西弁が少し残っているしゃべり口調も、華やかで明るい容姿に似合っていて、エネルギッシュな可愛らしさが増している様子に感じます。
竹村健一さんも、この頃大変人気があった方で、番組も好評であったことから、小池さんは世のお父様方のある意味アイドルだったかもしれません。
メインキャスターとして実力を発揮した『ワールドビジネスサテライト』
その後、テレビ東京の『ワールドビジネスサテライト』では、初代メインキャスターとして登場しますが、以前よりぐっと大人っぽい雰囲気となります。
現在より少しお顔立ちも細く、凛とした佇まいがより美しさを際立たせているようです。話し方も流暢で、キャスターらしく成長された様子がうかがえます。
また、この頃は「小池ユリ子」という名前で活躍してありました。ショートカットは若い頃からで、トレードマークのようですね。
そのショートカットにも、少しずつ変化が見えます。若い頃はより軽やかに見える可愛らしさを纏い、年齢を追うごとにスッキリと大人っぽく、さらに現在に近くなると、貫禄を感じるような柔らかさを醸し出しています。
女性として、憧れるようなかっこいい年齢の重ね方をされている方だと多くの人が感じているようです。
政界入りも番組がきっかけ!
小池百合子さんは、1990年度の「日本女性放送者懇談会賞(現在の「放送ウーマン賞」)」を受賞します。1992年には、『ワールドビジネスサテライト』に出演した細川護煕元首相からの誘いを受け、日本新党に入党します。
第16回参議院議員通常選挙に出馬して初当選を果たし、政界へと進出していくことになるのです。キャスターとして若い頃から多くの政治家や企業人に接してきた経験が、今の都知事・小池百合子さんに深い影響を与えているのは間違いないようですね。
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