テレビ中継でおなじみの国会議事堂ですが、あれは建物の中の“本会議場”と呼ばれる場所にあたります。歴史を感じさせる広く重厚な建物内は、実は一般人でも無料で見学ができます。豪華な館内は、観るだけでも価値のある素晴らしい施設として、実は結構人気があるそうです。
ここでは、国会議事堂の見学について、ご紹介したいと思います。
国会議事堂は申込みをすれば見学可能!
国会議事堂は、1936年(昭和11年)16年の歳月をかけて完成された建物だそうです。2008年から2009年にかけて、大規模な修復工事を行い、外観からは新しい建物のような印象を感じるようです。
建物は、正面から向かって右が衆議院、左が参議院と別れており、見学したい場合は、それぞれに申し込みをする必要があります。どちらも見学したい場合も、都度申し込みが必要とのことです。ただし、見学できる曜日がそれぞれ異なるので注意が必要です。参議院は基本的に平日のみとなっています。
衆議院・参議院、それぞれのHPに参観手続の説明があるので、そこで確認できます。本会議開会前1時間、本会議開会中などは参観できないこともあるようです。
また、会議の傍聴については、参議院は自由に傍聴可。衆議院は、本会議の当日、先着順で交付される一般傍聴券があれば傍聴可能とのことです。
さらに、衆議院と参議院では、見学するコースが異なります。参議院見学コースでは、「参観ロビー」にて貴族院時代の椅子や看板の展示を見たり、本物を模した議員席に座る体験ができるなどのお楽しみがあるようです。
衆議院見学コースは、テレビ中継で目にする「本会議場」の撮影ができるそうです。国会議事堂内でのほとんどの場所の撮影が許可されていないので、こちらも貴重ですね。
どちらのコースも、天皇陛下が謁見をする「御休所」や、「貴族室」、豪華な壁やステンドグラスのある「大広間」の見学はできるそうです。
見学には予約が必要?
個人で見学するには、特に予約は必要ないそうです。申し込みをする場合は、当日、見学希望の院の参観受付所へ行き、申込書に必要事項を記入、提出をするだけです。見学料などは無料ですが、入館時には手荷物検査がありますので、手荷物は必要最小限の方がいいようです。
10名以上の団体の場合は、事前の予約が必要です。団体の申込みも、衆議院と参議院によって申込み先などが異なるので、確認が必要ですね。
参議院の見学
http://www.sangiin.go.jp/japanese/taiken/bochou/kengaku.html
衆議院の見学
http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_annai.nsf/html/statics/tetuzuki/sankan.htm
見学の際はドレスコードがあるの?
見学に行く際の服装に、特にきまりはないようです。日本はあまりTPOに厳しくないと言われていますが、国の最高機関である場所なので、マナーという点は重視している方が多いようです。
国の要ともなっている場所にふさわしく、敬意を払うべき服装で、という意見もあります。あまり堅苦しく考えず、けれど部屋着のような服装も、国会という場所には不向きかもしれません。
ただし、見学の所要時間は、およそ50分から60分程度かかるそうです。階段の上り下りがあるとのことで、靴はなるべく歩きやすいものが良いようです。
特に衆議院は、階段を一気に上り下りするそうなので、足腰に自信のない方は、エレベーターのある参議院見学コースの方がおすすめとのことです。
ツアーも組まれています
はとバスや旅行代理店が主催するツアーでも、国会議事堂見学があるようです。国会見学と人気のグルメ店を巡るなども人気のツアーとなっているそうなので、探してみるのも楽しそうですね。
最近では、小学校の社会科見学なども行われているそうですが、歴史を感じる建物や装飾、豪華さなど、どちらかというと大人のほうが楽しめる見学かもしれません。
はとバスツアーで国会議事堂を見学
お土産もいろいろあります。
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