自由奔放な昭恵さんの言動は、時に周囲を困惑させたりしているようです。しかし、実はあの森永製菓の社長令嬢であったことを知っている人は、あまりいないようです。
ここでは、そんな安倍総理の奥様・昭恵さんと、そのご実家について迫ってみたいと思います。
父親・松崎昭雄さんは森永製菓社長
昭恵さんの父親・松崎昭雄さんは、森永製菓の元社長です。森永製菓は明治23年創業以来、同族経営が基本で、森永・松崎両家がほぼ交互に社長を務めているそうです。
松崎昭雄さんは、1955年立教大学経済学部卒業後、森永製菓に入社します。1974年には森永ゼネラルミルズの社長に就任。1977年に森永製菓の取締役を経て、1983年に社長になりました。
また、この後1987年頃には、「グリコ森永事件」があり、グリコの社長が誘拐されたことなどから、松崎昭雄さんや、お嬢様の昭恵さんにもSPがついていたといいます。
子供の頃から身近にあった「森永製菓」ってどんな会社なの?
現在でも人気のお菓子を多く輩出している「森永製菓」は、明治32年(1899年)創立されました。ご存じのとおり、お菓子の老舗メーカーです。エンゼルをトレードマークとしたキャラメルや、キャラクターのキョロちゃんが人気のチョコボールなど、何十年にも渡って各世代の子供たちに支持されています。
このチョコボール・シリーズで行われている「おもちゃのカンヅメ」キャンペーンも、お菓子会社の懸賞としてはかなり歴史的に古いものだそうです。
また、現在ではすっかり定着している2月14日のバレンタインの習慣が広まったのも、森永製菓の宣伝がきっかけと言われています。森永の宣伝戦略は大当たりですね。海外では、「女性から男性へチョコレートを贈る」という決まった習慣はないそうです。
ライバル会社は「明治グループ」だそうです。設立時期が近いこと、「製菓」と「乳業」があり、この2つは歴史的に似た経緯があり、商品構成も似ていることから、よく比較対象とされたそうです。明治は2011年に事業再編を行っています。
森永製菓のお嬢様ならではの特権?
昭恵さんは結構ノリが軽く、ミーハー的な部分があるといいます。高校時代、森永のお菓子「小枝」のCMに、ギタリストで音楽プロデューサーでもあるCharさんが起用された際、父親の関係を通じて会う機会を作ってもらったりしていたようです。
そういえば、ギタリストの布袋寅康さんとも交流があるようですし、韓流ファンであることも公言していますね。
実は、昭恵さんの母親も芸能人好きらしく、歌手の布施明さんや俳優の渡哲也さんなどとは家族ぐるみのお付き合いをされているそうです。
大手広告代理店の電通に就職を希望したのも、なるほど頷けますね。
安倍総理のバックアップにも活躍?!
昭恵さんは、地元・山口のコミュニティFM局で、以前『アッキ―・洋介の東京ラウンジ』という番組にDJとして出演していました。人気番組として4年半ほど続いたようです。パートナーは、Jポップアーティスト・東京プリンの伊藤洋介さんです。
伊藤洋介さんは、1990年代に、森永製菓広告部で宣伝担当主任を務めながら、東京プリンの右プリンとして活躍した方です。「ハイチュウ」や「チョコボール」のCMなどを手掛け、自らも出演していました。
2010年に森永製菓を退社しますが、昭恵さんと親交があったことから、ラジオ番組の出演となったようです。伊藤洋介さんは、「昭恵さんは、気取ったところがなく、誰とでもフランクに話せる人なので、収録も楽しんでいます」と語ったそうです。
特権も上手に利用しながら、それでいて気取らずに、誰とでもフランクにつきあえる昭恵さんというのが、ある意味、不思議な魅力の持ち主なのかもしれません。
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