現在のフランス大統領、エマニュエル・マクロン氏と24歳年上の奥様、ブリジット・マクロンさんの大恋愛は、フランス国内でも女性たちから支持を得ているといいます。
15歳からマクロン氏を魅了し続ける、ブリジットさんの魅力とは何でしょう?周囲の人はブリジットさんをどう見ているのでしょうか?
ここでは、ブリジットさんの魅力について、迫ってみたいと思います。
ブリジット・マクロンさんの生い立ちは?
ブリジットさんの実家は、「Jean Trogneux(ジャン・トロニュー)」という、5世代続くチョコレート屋さんです。お菓子のなかでも「マカロン・ダミアン」という、クリームを挟んでいないマカロンが有名だそうで、現在お店は、ブリジットさんの甥っ子さんが経営されているといいます。
ブリジットさんは6人兄弟の末っ子で、一人娘だったといいますから、大切なお嬢さまとして育てられたのではないでしょうか。
1974年、ブリジットさんは銀行家のオージエール氏と結婚し、地元アミアンの高校にフランス語などの教師として務めます。
そして、この高校でマクロン氏と運命の出会いをすることになります。周囲に知られることとなり、引き離されても、なお貫きとおしたロマンスとして有名になりました。
前夫との間にお子さんが3人いますが、現在も大変仲の良い親子として共に活動する姿を見ていると、深い絆で結ばれているのは確かなようです。つらい時期もあったのではと想像できますが、お子さん達もブリジットさんを誇りに思っているのかもしれません。
知人が語るフランス大統領夫人ブリジットさんとは?
では、そんなふうに廻りを魅了するブリジットさんの魅力は、どこからくるのでしょうか?
ブリジットさんの友人であるジャーナリストのひとりは、彼女に「知性」を感じるといいます。「夜遅くの電話で、フランス文学に大きな足跡を残した18-19世紀の政治家であり文筆家のシャトー・ブリアンについて、語るような女性」と、文学への傾倒とその知性について評しています。
また、フランス文学を教えていた頃の同僚も、「いつも自然体で陽気で、熱意のある教師だった」と語り、加えて「スタンダールの『赤と黒』の一節を、空で引用できるほど、教養のある人」と賛辞しています。
ブリジットさんの身に備わっている、知性と教養と聡明さが、彼女を輝かせているのは間違いないようですね。
選挙運動中も、常にマクロン氏の傍らに控えて行動を共にしています。スケジュールや周囲への気配りを丁寧にこなし、スピーチに集まった聴衆がどう反応するのかを気に留め、時にはマクロン氏と他の政治家との連絡役や伝言役も務めたといいます。
自らいろいろな業界の人と関わり、世論を把握するなど、万全のサポートがとれるように配慮していたようです。
マクロン氏の信頼
エマニュエル・マクロン氏が大統領に当選した翌日、フランスのテレビ局が、選挙までの200日間を密着した『勝利の舞台裏』というドキュメントを放映しました。それには、ところどころにマクロン夫妻のちょっと微笑んでしまうようなやりとりが映っていたそうです。
ミーティング中、チョコレートを欲したマクロン氏に「そんな体に悪いもの食べてほしくない」と口をはさんだブリジットさん。マクロン氏はがっかりしながら「じゃあお水ちょうだい」と諦めたそうです。
また、演説を終えたマクロン氏が、ブリジットさんに「どうだった?良かった?」と矢継ぎ早に尋ねる場面があったそうです。よほど気になったのか、しつこく食い下がって尋ねるマクロン氏に対して、ブリジットさんは優しく「あとで2人になった時に話しましょう」と諭し、頑として人前では一言も意見を述べなかったといいます。
その場の空気に流されることのない一貫した態度も、信頼と魅力につながっているようですね。
この記事へのコメントはありません。