世界中、多くの国の代表が男性ですが、そんな中でも確固たる信念と意志を持ち、国の代表として活躍する女性たちがいます。
それでは、各国で選ばれた女性の首相や大統領はどのくらいいるのでしょうか。また、どんな人物なのでしょうか。
ここでは、自国のために活躍した、そして現在活躍中の女性の首相や大統領について、迫ってみたいと思います。
現在の各国の女性首相と大統領
世界中を探せば、あまりテレビやニュースにも登場することのない女性首相・大統領もいるようです。少しご紹介すると、アジアでは、現在、バングラディシュ人民共和国のシェイク・ハシナさんが首相に就いています。
ヨーロッパは、英国の首相・テリーザ・メイさんをはじめ、ドイツ連邦共和国首相・アンゲラ・メルケルさんなどがテレビでお見かけする機会がありますね。
他に、セルビア共和国首相、ノルウェー王国首相・、ポーランド共和国首相も、2017年現在、女性が就任しています。意外なところでは、アフリカのナミビア共和国が女性の首相として勤めてあります。
では、大統領としてはどうでしょうか。
アジアでは、シンガポール共和国、大洋州地域では、マーシャル諸島共和国が、現在女性の大統領です。
中南米では、チリ共和国、ヨーロッパでは、エストニア共和国やクロアチア共和国、マルタ共和国など、
そしてアフリカでは、モーリシャス共和国、リベリア共和国が女性大統領として職務に励んでいます。
こうしてみると、女性の活躍の場としてはヨーロッパが多勢を占めているように感じます。大統領は共和国が多いようですね。元首が別に統治している場合もあるようです。思っていたより、世界中で女性が活躍していることがわかります。
過去の各国の女性首相と大統領
それでは、過去にはどんな女性首相・女性大統領がいたのでしょうか?有名な方も少なくありません。記憶に新しく、その人生が映画化された方もいます。
たとえば、イギリスで初の女性の首相となったマーガレット・サッチャーさんは、保守的でなおかつ強硬な政治姿勢から「鉄の女」の異名で呼ばれました。1979年から1990年まで首相として勤められ、その人生は2012年に映画化してイギリスで公開されました。
2013年に逝去された際には、各国の現職の代表者たちが深い哀悼の意を表し、とりわけ女性の指導者から、マーガレット・サッチャーさんの功績を讃えるメッセージが寄せられたといいます。
また、ドイツのアンゲラ・メルケル首相は、第8代ドイツ連邦共和国首相として、2005年から就任しています。ドイツ初の女性首相であり、51歳での首相就任はドイツ史上最年少だそうです。「ドイツのお母さん」とも形容され、国民に慕われているようです。
フィリピン共和国のコラソン・アキノ元大統領は、1983年に当時の大統領・マルコス氏との対立中、夫を暗殺され、「反マルコス独裁」の象徴となりました。1986年に、多くの市民や改革派の支持があり大統領に就任し、国の再建に尽くした人物として知られています。
さまざまな反応
調べてみると、就任してから退任までが1年未満という、驚くほど在任期間が短い女性首相や大統領が目立つことに少し残念な感じもします。
一方で、マーガレット・サッチャーさんや、アンゲラ・メルケルさん、民選により誕生した世界初の女性大統領・ヴィグディス・フィンボガドゥティルさんのように、長期在任して国を支える女性指導者も少なからずいることに、女性の芯の強さを感じます。
ちなみに、アイルランド共和国の最初の女性大統領であるメアリー・ロビンソンさんは、史上もっとも成功した女性大統領と言われています。
日本でもいずれ、国民から慕われ、応援される女性指導者が誕生するかもしれないことに期待が膨らみますね。
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