安倍寛信氏は、第97代内閣総理大臣・安倍晋三総理の兄にあたる人物です。安倍晋太郎元総理の長男として誕生しました。学歴は東大卒という超エリートだそうです。エリートなのに、長男なのに、政治の道に進んだのは次男の安倍晋三総理でした。
ここでは安倍総理の兄・安倍寛信氏について、ご紹介したいと思います。
その他の血縁関係や家系図につきましては下記の記事をご参照ください。
成蹊大学から東京大学院へ進学したエリート
安倍寛信氏は小学校から大学まで、安倍総理と同じ成蹊学園に通っていますが、大学卒業後、東京大学院へ進んでいます。父親の安倍晋太郎元総理も祖父の岸信介も東大卒であることから、プレッシャーはあったのかもしれません。
安倍総理も、高校生になると父・安倍晋太郎元総理から分厚い漢和辞典で叩かれながら「東大へ行け」と勉強を強いられていたといいます。もっとも安倍総理はというと「あまり勉強は好きではなかった」と告白していることもあり、反発もしばしばあったようです。
総理の大学時代についてはこちらの記事をご参照ください。
大手企業の代表取締役社長に就任!
安倍寛信氏は、1975年に三菱商事に入社したそうです。以前は、関西支社副支社長兼中国支社長として、広島に駐在していたそうですが、現在は三菱パッケージング株式会社の代表取締役社長を任されています。
安倍総理が内閣総理大臣に就任したあとの人事だったことから、当時は根拠のない噂もたっていたようですが、経営者に抜擢されるほどなのでキレ者のようですね。
「三菱パッケージング株式会社」ってどんな会社なの?
数ある三菱商事関連会社の中にある「三菱パッケージング株式会社」は、いわゆる各種包装やパッケージ資材、段ボール製品などの販売や、紙・板紙製品の輸出入や外国間取引を行っている会社です。
年商は、2016年3月31日現在で、約1,760億円という大手で、従業員数は派遣社員を含むと270名となる企業です。安倍寛信氏は、同社のホームページに代表取締役社長執行委員として、代表メッセージを載せています。
そこでは「つねに生活者の視点から、一歩先ゆくソリューションを提供して」いきたいと掲げています。安倍寛信氏も、指導者として仕事をされているのですが、政治家の道へは進まなかったのですね。
二世にはよくあること? 長男が政治家にならないの?
安倍家に限らずですが、長男が後継者になるとは決まっていないそうです。小泉元総理のところもそうですが、長男の孝太郎氏はタレントとして活躍されており、次男の進次郎氏が後継となっています。
政治の世界では、後援会や地域のバックボーンなどを考慮する必要があるようです。誰を後継にすれば、引継ぎをスムーズに行うことができるか、というのが重要とのことで、必ずしも長男が後継者となるわけではないそうです。
さらに、政治家としては最終学歴よりも、高校生のときに形成された地域や人材の結びつきを重視するため、良い大学へ行くことに大きな意味はないという人もいます。高校時代に作られる基盤が大切なのだそうです。
とはいえ、学閥がないとも言い切れないので、やはり親としては安倍晋太郎元総理のように、辞典で頭を叩いてでも「東大へ行け」と言いたくなるのかもしれませんね。
ちなみに安倍総理は、東大出身者とエリート官僚とは肌が合わないのか、敬遠する傾向があるとも言われています。しかし安倍総理が高校生の時、家庭教師だった平沢勝栄氏などは東大出身であり強い信頼関係があるようなので、単なる噂かもしれませんね。
そういえば、平沢勝栄氏も安倍総理が高校生の時のコミュニティの一員です。安倍家では、長男の安倍寛信氏よりも、安倍晋三総理が政治家として向いていたということになるようです。
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