安倍首相の父親、祖父がともに政治家だったのはご周知のとおりですが、家系ってどうなっているでしょう?どこまで政治家がいるのでしょう?ご先祖は?ちょっと興味がありますね。
ここでは安倍首相とその家系について、ご紹介したいと思います。
政治家一族の広がり
安倍首相の父親は、安倍晋太郎氏です。覚えてある方も多いかもしれません。自民党の幹事長を務め、いずれは総理大臣にもと言われていた人物でしたが、病気の為、すでに逝去されています。その妻、洋子さんの父親、つまり安倍首相の母方のおじいさまが、有名な「昭和の怪物」岸信介元首相です。
そして安倍首相の父方のおじいさまは、「大津聖人」と呼ばれた山口出身の政治家・安倍寛氏です。両祖父が政治家ということで、安倍首相も生まれたときから「将来は政治家」という環境の中で育まれてきたと思われます。
安倍首相の実弟は、外務副大臣の岸信夫氏です。生後間もなく、岸家の養子となりました。安倍首相と実の兄弟ということを、大学進学の際に知った、というエピソードが複雑な家庭環境を想像させますね。ちなみに、岸信介元首相も、子どものころに佐藤家から岸家の養子となっています。
佐藤家は、岸信介元首相の実弟である佐藤栄作元首相がいます。安倍晋三首相にとっては、大叔父にあたる人物です。親族に首相だらけですね。まさに血統と言えるような一族です。
今後も、安倍、佐藤、岸家の政治家一族としての隆盛は続くでしょうか?現在は、安倍首相に子供がいません。安倍家の長兄は、安倍寛信氏で、安倍晋三首相の兄にあたる人物です。この寛信氏の長子が、政治家として跡を継ぐのでは?とも言われています。
また、安倍首相の実弟である岸信夫氏の長子もすでに社会人として働いてあり、政治にも興味をもっているのではと囁かれています。
5代前までさかのぼると…
それでは、少し遡ってみましょう。安倍晋三首相の母方の祖父、岸信介元首相の父親は、山口県庁官吏だった佐藤秀助という人物です。そしてその父親は、佐藤信彦という人物で、漢学者だったそうです。さらにその父親になると、江戸時代後期の長州藩士となるそうです。
長州藩士だったご先祖の名前は、佐藤信寛氏といいます。「松下村塾」で有名な吉田松陰氏に、兵要禄を授けたとされる人物で、明治の初めに浜田県(現在の島根県石見地方)権知事などを務めたそうです。
5代遡ったご先祖も、政治に携わっていたという事実から、安倍晋三総理には生粋の「政治家としての心根」のようなものが、根底にあるように思えてしまいます。
幼いころから、ご先祖たちの話もたくさん聞かされていたのかもしれませんね。
現在の一族は政治以外にも?
ところで、安倍首相の親族には、政治家でなくても日本を代表するトップ企業に勤めてある方が、過去も現在も多くいるようです。
近いところで、安倍首相の兄・安倍寛信氏は、三菱商事パッケージングの社長を務めています。奥様の昭恵さんのご実家は森永製菓であり、父親は第5代目の社長を務めていました。
さらに、親戚筋には現防衛施設庁次長だった古賀速雄氏や、NHKのプロデューサーだった古賀龍二氏がいます。そして過去ちょっとしたニュースにもなった、海老沢勝二元NHK会長も、親戚にあたります。
古賀氏や海老沢氏は、岸信介元首相の母親だった佐藤茂世さんの兄弟からの子孫となっているようです。こうして辿っていくと、広い人物背景が見えてきますね。しかし、先祖を辿っていけるのも、ずっと政治に携わっている人が居たり、語り継がれる存在が居たためと考えられます。
自分の5代前のご先祖について知ることができるなんて、なんだか不思議で興味深いですね。
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