政治の取材をする記者からも、そのビジネスマナーを絶賛される小泉進次郎議員は、立ち回りや気配りだけでなく、身に着ける小物までにもこだわりを見せているといいます。そのひとつに、政治家のアイテムとしても欠かせない、腕時計があります。
ここでは、小泉進次郎氏が身に着けている腕時計について、迫ってみたいと思います。
小泉進次郎のさりげないセンスが垣間見える小物
小泉進次郎氏をはじめ、政治家の方々は、みなさん腕時計を身に着けています。スーツとセットとして、必須とも言える腕時計ですが、個人のこだわりや好み、センスが読み取れる重要なアイテムとも言えます。
2013年、小泉進次郎氏が、日本テレビの『news every.』や、テレビ東京の『池上彰の参院選ライブ2013』で身に着けていた腕時計は、シチズンの「アテッサジェットセッターダイレクトフライトATD53-3011」と言われています。
シチズンのエコ・ドライブ電波時計の人気ブランドである「アテッサ」の中でも、通称「福山雅治モデル」と呼ばれたデザインのものだそうです。見た目は男らしい剛健さを持ちつつ、上質な印象を与えるデザインで、つけ心地も軽快と、その頃の同年代にも非常に売れたモデルと言われています。
全てではないでしょうが、国産の腕時計を身に着けることが、「政治家として抜かりがない」、という目で見られることもあるようです。小泉進次郎氏は、2014年12月の衆議院選挙にも同じ時計を着けていることから、この時計を愛用していたことがわかります。
その好みに変化があったのが、2016年頃です。参議院選挙の応援で演説をする小泉進次郎氏の腕には、セイコーの時計が光っていたそうです。その腕時計とは、安倍晋三内閣総理大臣をはじめ、各官僚の方がたも愛用しているという噂の、セイコーのアストロンでした。
アストロンはGPSソーラーウォッチで、小泉進次郎氏のタイプは、デュアルタイムを搭載したフラグシップモデルのSBXB041という名称のものだそうです。
シチズンの「アテッサ」とはどんな時計なのか?
それでは、小泉進次郎氏が以前身に着けていた、シチズンの「アテッサジェットセッターダイレクトフライトATD53-3011」とは、どんな時計なのでしょうか?
初代モデルは2009年に発売されました。「エコドライブ電波時計」とは、光を受けて発電するソーラーセルを内蔵しているもので、標準電波を受信して時刻と日付を調整してくれるというものです。時間に狂いが生じない時計は、分刻みで活動する政治家には必須ですね。
また、ソーラーセルを内蔵しているので、定期的に電池交換の必要がなく、一度充電すると光のないところでも長時間稼働してくれる優れものです。
「ダイレクトフライト」というのは、ワールドタイム機能で、世界26都市と協定世界時(UTC)の時刻の切り替えを、ディスクを回すだけで行えるというものです。海外へ赴く機会の多い人には、大変便利な機能と言えます。
セイコーの「アストロン」とはどんな時計なのか?
「アテッサ」より目立ち、高級志向向きと言われているのが、セイコーの「アストロン」です。前述したように、安倍晋三内閣総理大臣も愛用と言われているのが、この時計と言われています。
アストロンは、世界で初めて、地球上のあらゆる場所で、ボタン一つでユーザーの現在位置を特定し、現在時刻を取得できるソーラーGPSウォッチです。世界の全39のタイムゾーンに対応しているということで、諸外国へ訪問する機会の多い総理大臣にはうってつけの時計と言えます。
小泉進次郎氏も年齢を重ねるごとに、よりブランドイメージとして高級な方を好むようになったのでしょうか。お値段的には、高いもので20万を超えるものもありますが、10万円前後のものの方が、カジュアルにも合わせやすいモデルが多いようです。
安倍総理の腕時計に関してはこちらの「安倍晋三総理がオリンピック閉会式で付けていた腕時計はセイコー?オメガ?」をご参照ください。
ほかの政治家が愛用している時計とは?
各メーカーの進化によって、時計も機能がさまざまに変化してきており、この先も小泉進次郎氏が身に着ける時計には、注目が集まることになりそうです。
ちなみに、石破茂氏の時計もセイコーですが、上記おふたりのタイプとは全く異なる時計を身に着けています。こちらは、シンプルでドレッシーな大人向けというタイプです。腕時計一つとしても、まさに個人の好みや人となりが垣間見える、といっても過言ではないように感じます。
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